From Atrier

アトリエや旅先から届ける
“服とデザインと日常“

私にとっての縫うこと .1

縫うことは
瞑想に似ていると感じます。

優先順位がつかないとき
もやもやとするとき
縫うことで
ごちゃごちゃとした考えが小さくなっていき
こころが落ち着いてきます。

一針ずつ集中することが
意識を “今ここ“ に戻してくれる感じ
そんなイメージです。

縫い終わる頃は
気分がスッキリし
あたまが切り替わります。



今は専門的なもの、重衣料など
縫製士さんにお願いしていますが

私でも縫えるもの
サンプルの前に確かめたいもの
部分的なもの
自身でも縫うようにしています。




自分で考えたもの(デザインしたもの)を
縫うことで立体になり
カタチになっていく。

イメージと違っていたら
その場で直しながら
また縫う。

縫いながら仕様やディテールを
納得したり修正します。

デザインしながら縫えることは
感覚をすぐ生かせるのが楽しい。




デザイナーが自ら
仕立て、詰めていく

デザイナーだけど職人みたいなところは
海外メゾンのデザインチームにもあることで
縫うことで
理解して進めることができます。

また縫製をお願いするときは
縫製士さんとも理解が深まります。



縫うことは
こころが落ち着く時間であると同時に
楽しい時間の一つ。
好きな時間です。