From Atrier

アトリエや旅先から届ける
“服とデザインと日常“

私にとっての縫うこと .2

縫うことは
服飾学生の頃〜社会人2年目くらいまで
よくしていました。

服飾学生の頃に
両親に買ってもらった
JUKIの職業用ミシンとロックミシン

縫うことが楽しくて!
ひたすら夜中まで
縫っていたことを思い出します。

(夜中のミシンは音が気になる、とよく母親から言われてました)





自身の洋服を作ったり
友達とショーをしたり
ショップに置かせてもらい販売させてもらったり
シンガーの衣装製作もしました。
売上のお金でバリ旅行に行きました。


この学生〜社会人2年目くらいまでの
楽しみながらしていたことが
私の原点となっています。

当時は楽しむことが優先で
商売しようなどという気持ちは一切なかったのですが。







勤め出してからは
デザイナーとしての業務をこなす日々
自身で縫うということがなくなりました。
JUKIのミシンも登場することが
次第になくなります。

その代わりに
工場さんに縫ってもらえ
型紙、仕様はパタンナーさんと考え
計画を持った効率のよい生産のために
生産担当と話す
チームとしての仕事

デザイナーとして忙しくもあり
何枚も描いたデザイン画から服になる喜び
モデルや芸能人の方たちに
雑誌やテレビで着用してもらえること
展示会に追われていたこと
ヨーロッパ、中国、韓国など海外への出張
勉強したり、怒られたり、凹んだり
予算と売上、納期、決められた金額で作ること

たくさんの方の協力のもと
自身のデザインしたものが上がってくるのは
これまでの忙しさ、大変さを
全て忘れるほどの喜びです。

それがワンシーズン何十型とあるので
喜びは倍増です。

さらにそれが素敵に上がったり
売れたりすると…さらに!



自身で縫うことは遠ざかってしまいましたが
企業に入ったことで
デザイナーとしての醍醐味を感じることができ
忙しさとともにやりがいのある日々でした。